●キノコとの距離感
●キノコとの距離感
森の中で、キノコが落ちていました。
大学時代、キノコ学の先生が「キノコはほとんどわかってないからむやみに触わらない」と、言っていました。
キノコは(実際のところ正確な数はわかってないが)、4000~5000種のキノコが存在していると言われていて、
そのうち食用は約100種。毒は約40種。そしてその他大半は「不明」だそうです。
わからない・毒がある存在なのに
その味、形の面白さ、みんなの「食べたい」と思う憧れからか、「キノコ」は森の中で人気のコンテンツです。
森のようちえんでも、子どもたちは、まずキノコにすっと寄っていきます。
知識があれば、キノコとぐっと近くなれます。
でも、知識があるなしに関わらず、
私は自然を見て「感動」することを大切にしたいと思っています。
自分とキノコの距離感。
わからないから、触らない(見ない)でもなく、
気になるときは、小枝を使って“チョンチョン”のコミュニケーション。
触ってしまったら、慌てず、手を洗う。
粉の出るホコリだけのように、遊べる「距離感の近い」キノコなら、一緒に遊ぶ。
そうやって、自分と自然が「お互い心地よい」距離感があれば、
美味しいからと必要以上をとりつくす。
毒だからと恐れすぎて全部取りつくす。
(キノコではあまりそういうことはありませんが、外来種だから、害虫だから…というのはよく聞きます)
という自然との関わり方に、すこし違和感を覚える…時があります。
さてさて、
秋の森の、面白いキノコたちに、会いに来てください。
(食べたい方、ごめんなさい。当公園は基本、動植物の採取は禁止です。
いろんな人に、見て欲しいからです)
無料ウォークラリーを使えば、
森や自然の「歩き方」が分からない方も、遊びながら森を歩くことができます。
ただ、そこにいる、
その存在する面白さと素晴らしさを、一緒に感じて欲しいです。
(写真はいろんな季節のキノコ写真をお蔵出し!しました。
なんのキノコ?まずは、見て、楽しんでください)
★ろこ
#自然との距離感
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