おはぎが園長に就任してから3か月が過ぎようとしていた。
おはぎが園長に就任してから3か月が過ぎようとしていた。
精一杯、来園者の方々をお出迎えしてきた。
たまには、
スタッフの腕をかじって、事務所の線も断線した。
でも、みんなおはぎのことよく頑張ったねってほめてくれる。
みんなやさしいんだ。
ただ、おはぎは
エコハウス閉館後、館内を見回りをしている時に
生き物たちの変な目線をずっと感じていた。
クロサンショウウオのはなちゃんは話しかけても返事もしてくれない...
モクズガニくんは
「このよそ者!!」と言って挟んでくる....
剥製のテン子はいつもにらんでくる...
「みんなは仲良くしてるのにどうしておはぎだけ...?」
おはぎはずっと考えていた。
ある日、
スタッフの話し声が聞こえてきた。
「・・・・みたいだよ。外国だと増えすぎたウサギさんが草を食べまくってその場所の裸地化したり、穴を掘って地滑りとか起こしたりして外来種問題が起こってるから、駆除されることがあるんだって。」
「そっかぁ、おはぎ園長もよく考えれば外国のウサギなんだね~。 よく事務所においてある草勝手に食べちゃうもんね。でもおはぎはさぁ・・・・・・ 」
それを聞いてしまった
おはぎは急いでその場から立ち去り、トイレに駆け込んだ。
「おはぎは、みんなと違う外国のうさぎだったんだ。だから仲良くしてくれなかったの...? 外来種だから!?」
おはぎは心がぎゅっと握られた気分になった。
それから、毎日隠れて泣くようになっていた。
最近は、欠勤も多くなってきた....
Coming soon...
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