【比角コミセン 防災シンポジウム】

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【比角コミセン 防災シンポジウム】


【比角コミセン 防災シンポジウム】

比角ストリートフェスティバル前日祭での防災シンポジウムで、講座を行いました。比角地区も10年前の中越沖地震で被害をうけ、会場となったコミュニティセンターも避難所となりました。あの時の経験を忘れないためにも、小中学生に防災への取り組みを忘れないでほしいと企画が進められてきました。こういった地域行事の中に、防災教育を取り入れる比角地域は、やはりすごいと思います。そんな地域でお話しする機会を得ることは大変に恐縮です。
今回、「避難所で中学生ができること」をテーマとしていただきました。いろいろとワークショップを検討しましたが、アイスブレイクを兼ねて、伝言ゲームをと入れた情報伝達を考えるワークを取り入れました。
避難所では、多くの情報が溢れます。防災無線からも情報が流されますが、すべての情報を生活に聞き、伝える事はなかなか難しいと考えます。たった数人の伝言ゲームでも、正確な情報が伝わらないことを知ってもらった上で、「やさしい日本語」について考えてもらいました。またこの「やさしい日本語」を通じて、災害時に自分ができることを考えてもらえるように問いかけも行いました。
「やさしい日本語」は、中越沖地震でも活用されました。柏崎地域国際化協会で対応された多言語支援センターでも、やさしい日本語への翻訳が行われたと聞いています。まちからの語り部を伝えていただいている清水さんからは、「やさしい日本語は、日本人にもやさしかった」とお話いただいているとおり、お年寄りや、子どもたちへ伝える事を考えてもらいたいとこのワークを行いました。
感想では「もし災害が合ったら、小さな子どもや、お年寄りの方にやさしい日本語で伝えなければならないこともあると思うので、今回学んだことを生かしたい」「コミセンや学校が避難所になったら、私たちにもできることがたくさんあります。できることを見つけて役に立てるようになりたいと思います」「普段したことがないやさしい日本語は難しかったです。でも班員と話し合って深く考えることができました」「学校で普段やっていることをいかして手伝いをしたいです」といった意見が出てきました。伝えたかったことをしっかりと伝えることができたかなとほっとしています。

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