展示品紹介
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ーなつかしの玩具玉手箱ー
【16】とんだりはねたり
近世江戸随一の信仰の地であり、行楽地でもあった観音様で有名な金竜山浅草寺。草創以来常に庶民の立場になったこの寺院には種々の郷土玩具が伝わっています。
なかでも「とんだりはねたり」は江戸趣味たっぷりで機知に富んだものです。上方の「飛(とび)人形」が起源といわれるこの「とんだりはねたり」は、安永年間(1870年代)に、亀谷忠兵衛が当時評判の「亀山のお化け」という見世物から案出したそうです。割り竹の
半丸の台上に5センチくらいの張り子の人形を取り付け、その頭部をさらに別の被り物で覆います。台の裏側に仕掛けられた竹片のバネで人形が跳び上がると同時に被り物がとれ、中から別の顔が現れるというものです。
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