「まちから事件簿」
「まちから事件簿」
まちからも開館してからこの一年間でいろいろなことが起こりました。
さかのぼること5月、そろそろ熱くなってくる時期です。まちからの窓もすべて開放して、風をいれて涼をとっていました。
そんな天気の良い気温も高くなってきたある一日の出来事です。
まちからの写真を注目してください。
普段は入ってはいけない塔屋にシルエットが見えます。
拡大した二枚目には、まちからが誇る好青年が何やら必死に手に持った棒を伸ばしています。とにかく必死です。暑い日で、ガラス張りの塔屋はきっと暑く、汗だくだくだったはずです。
さらに拡大した写真には、なにやら遠くを見つめる小さなお客さんが写っています。
まちからは大きな建物です。一つ一つの窓も大きくなっています。空いている窓から迷い燕が入ってきてしまいました。
私たちも何とか、入ってきた窓からお帰りいただきたかったのですが、燕さんはどんどんと建物の奥へ奥へと飛んでいきます。
最終的には塔屋の上まで登ってしまって、隙間に落ち、羽ばたけなくなってしまいました。
まちからが誇る好青年は、その出自からも、殺生はできないと考えました。どんなに小さくて尊い命です。
彼の汗だくだくなんて、たいしたことではなかったのでした。
もちろん鳥さんの来訪も歓迎しますが、まちからは、多くの市民の皆さんのご利用もお待ちしております。
現在まちからでは、「まちのちから」展も開催中ですので、ぜひご覧ください。
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