【地域の歴史を守る取り組み】

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【地域の歴史を守る取り組み】


【地域の歴史を守る取り組み】
柏崎のコミュニティセンターの歴史は長く、昭和46年(1971)に自治省によって40のモデル地区が選定されたことに始まっています。
柏崎で一番最初のコミセンとなったのが、中鯖石コミュニティセンターです。
今日は、そんな市内でも一番歴史のある中鯖石コミセンのお話しです。

中鯖石コミセンに隣接して立っていた石碑が中越沖地震で倒壊しました。
この石碑は「鯖石川治水紀功碑」といって、暴れ川だった鯖石川を苦労して改修工事した経緯などを記したものだそうです。以前は学校の敷地であったために、この石碑の前で記念撮影なども行われていて、地域の象徴的なものだったそうです。
この壊れてしまった石碑は、地域の寄付と復興基金によって再生されることになりました。

とかく失われてしまいがちな地域の歴史ですが、地域復興のシンボルとして位置付けて、町内会の協力のものと再生されることになりました。一度失われてしまったものは、急速に記憶から消えていきます。せっかくの地域の苦労や、自然に対する畏れなど歴史から目を外してしまうことで忘れがちになっていませんか。先人が苦労して作り上げてきた地域だからこそ、我々も愛着をもって生活していきたいと思います。

中鯖石コミセンでは、先人の苦労の記憶を途絶えさせることなく、次世代につなぐことができました。被災地では多くの歴史的資料が失われることがあります。守り切ることはなかなかできることではありませんが、地域の歴史を守ることも復興につながる一つであると覚えていただければと思います。
(ちなみに写真はコミセンができる以前のものです。中央に写る石碑が紀功碑です)

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