【コミセンの中越沖地震】その1
【コミセンの中越沖地震】その1
コミセンとは、コミュニティセンターのことです。
柏崎では、国の事業としてコミュニティセンターの取り組みが昭和52年から始められました。コミセンってなんだ?から始まった事業でしたが、今ではそれが根付いて地域での取り組みが盛んにおこなわれています。
中越沖地震発生時には、避難所として活動したコミセンも多く、地域の備えの一つとも考えられます。
中越沖地震を経験したコミセンでは、どのようなことが起こっていたのか、これから7月16日に向けて、少しですがご紹介していきたいと思います。
まずは、震源に近い荒浜コミセンの様子です。
7月16日10時13分に中越沖地震が発生しました。
残されている記録によれば、自衛隊がテント設営し、炊き出しの準備を始めたのが18日の12:00となっています。約50時間後です。その間どうしていたかというと、、、
地震発生直後に、避難所が立ち上げられたといいます。運営は荒浜漁協関係者や消防団、婦人会などが加わって炊き出しが行われています。
普段から漁協がおこなっているイワシ祭りや、子どもたちへの漁師体験会などが開催されていることもあって、顔の見える関係があり、炊き出し等すぐに準備がすすめられたそうです。初日の避難者は350名。このコミセンに設置された避難所は自助、共助によって二日間は優に対応することができています。なお漁協さんは地震二日目の朝には、乳幼児向けの子ども風呂も設置しています。子どもたちの汗を流してあげたい思いから、水槽など利用して大釜で湯を沸かして対応しています。地震発生翌朝のことです。
その後8月16日まで一か月間避難所運営が行われることになりました。
やはり普段の取り組みが、いざという時に役だった例であると思います。
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