「やさしい日本語は日本人にもやさしかった」
「やさしい日本語は日本人にもやさしかった」
避難所においては、日本人でなく外国の方もいらっしゃることがあります。多くは、国ごとのコミュニティを持っていて、不安な中助け合いが行われているものと想像します。
地震に慣れていない外国の方も多いです。不安を感じることに国境や宗教はないように思います。
被災したのであれば、みな一緒に乗り越えなければいけません。
一つは言葉の壁があるかもしれません。
中越沖地震を経験した柏崎市では、柏崎地域国際化協会が中心となって、震災翌日には多言語支援が始まりました。
たとえば、中国の人は避難所でも皆で集まって大きな声で話を始めるそうです。ですが、それは彼らにとっての不安の解消法だそうで、うるさいと怒鳴りつけてしまうよりも、その不安を解消してあげたほうが、お互いのためとも思います。このことだって、知らないと受け入れられないですよね。
また、防災無線の情報を、中国語、韓国語、英語、タガログ語、タイ語で放送したそうです。また「やさしい日本語」の放送も行いました。
避難所でもこの6か国語に翻訳したものを配布、掲示したそうですが、
年配の方にわかりやすいと言われたそうです。
こと、掲示板に張られる情報は、難しい言葉遣いのものも多くあり、難読であることもあります。冒頭の一言は、この対応にあたった清水さんの言葉です。
地域内だけで、この翻訳体制を作ることはなかなかに難しい。というかほぼ無理ではないかと思います。柏崎の場合は、日本全国の多言語支援の仲間たちが協力して、翻訳などにあたってくれたそうです。今回も、きっとこのネットワークが活躍することでしょう。
熊本市国際交流振興事業団さまでも、やさしい日本語での情報提供が始まっています。
http://www.kumamoto-if.or.jp/topics/topics_list.asp?LC=j&PageID=6
コメントを投稿