避難所での報道が、物資の不足から、避難所の運営にシフトしてきているようです。

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避難所での報道が、物資の不足から、避難所の運営にシフトしてきているようです。


避難所での報道が、物資の不足から、避難所の運営にシフトしてきているようです。避難所に入っている中学生、高校生が率先してボランティアをする姿をニュースで見ることができるようになりました。

中越沖地震の時にも、中学生がボランティアとして避難所のお手伝いをしたことが記録に残っています。
当時の中学生(今となっては社会人なのですが)にも、お話を聞くことができました。

口をそろえて出てきたのが、みんなのために働く大人たちの姿をみて、自分のできることをやりたいと考えたそうです。

中学生くらいになると、自己肯定感や、自己有用感といったものがはたらくようになるそうです。地域に認められることで、自分の存在意義を持つようになり、結果として自分の地域に対する愛着が大きくなってくることがあるようなのです。この地域での一員としての経験をするかしないかで、将来的にその地域に残るか残らないかも決まってくるとの調査結果もあるとのこと。

中越地震の山古志村では、多感な時期を全村避難して過ごした子どもたちが、全村避難で離れた土地で、総合教育の時間で山古志のことを勉強した結果、地域に対する誇りや愛着をもって、10年以上たった今となって、やはり強い愛着をもって地域で働いている若者たちもいるのです。

今は大変かもしれませんが、みなさんの避難所では、次の地域をつくる世代が急速に育ち始めています。避難生活が大変なのは、承知しているつもりです。ですが、何でもかんでも外の人に頼らず、周りをみて、自分たちでできることは、子どもだと思っている中学生、高校生と一緒になって考えてみてください。もしかしたら、それがこれからの長い復興への道の大きな一歩になるように思います。

写真は地震から5日目の柏崎市立第一中学校の様子です。

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