【一枚の写真】

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【一枚の写真】


【一枚の写真】
先日、中越沖地震発生時にお孫さんとキャッチボールをする為に米山埼灯台へ行っていたという西村さんご夫妻が来館されました。奥様はお孫さんと広場の海岸側に建てられた石碑を読んでから灯台に上り、下りようとした時に大きく揺れたと言います。

そのとき広場にいた西村さんは、空気がビーンと張りつめ、地面が細かく振動するのを感じた直後に大きな揺れと唸るような轟音を聞いたそうです。これは只事ではないと、とっさの判断で車を海岸側から少し離れた所に移動させたとのこと。

揺れが治まったとき、さっき読んだばかりの石碑も、車を停めていた場所も海の方へ崩れ落ちて目の前から消えていた。本当に一瞬の違いで命拾いをしたが、こんな風に地震の体験を話せるようになったのは最近のこと。当時はショックが大きくて…。と、地下のシアタールームで話していた西村さんが突然「ほら、これが俺の車!」と画面を指さしました。

シアタールームのスライドからその写真を載せました。…見るだけで体が震えてきます…この一枚の写真にも、ドラマがあったのです。

まちからに展示されている写真に、思い出があるお客様は、ぜひそのお話をスタッフにお聞かせください。皆様があの時経験されたことが、まちからの財産として蓄積されていきます。

どしどし、お話し下さい。また、写真のお持ち込みも歓迎いたします。
スタッフまでお問い合わせください。

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