今年も残すところあとわずかとなってまいりました。
新潟柏崎のお正月飾り、縁起物の「八丁紙」を剪って、
新しい年を迎えませんか?
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八丁紙とは
新潟県内で正月に飾られる、縁起物の図柄を切った切り絵のようなものです。
柏崎では、今も八丁紙を飾られるご家庭があります。
八丁紙は神棚や、鏡餅をのせた三方の前に飾る前垂れ紙と、
もう一種類、神棚および家の人口の左右に飾った松の小枝から下げる、下げ紙があります。
この二種類を総称して、八丁紙と呼んでおります。
前垂紙は、白紙一枚が使用されます。そこへ恵比須・大黒・松竹梅・宝船・
鯛・吉祥文字などの切り透かしを入れます。
下げ紙ほ、半分に切った紙が長く垂れ下がる型で、片方二枚、
左右で四枚が一組となります。
我が国では、「清浄な白紙に神・仏が宿る」と、昔から考えられてきました。
神棚の御弊、相撲の横綱の綱の下げ紙などが、その代表的なものですが、
八丁紙もそんな考え方から始まったといわれております。
しかし、最近ではスーパーやホームセンターなどで売られているもので
ご準備することも多くなってきました。
年末年始はとかく忙しく、昔ほど新年を迎える準備に
時間をかけられなくなってきていますが、
忙しい中で少し気持ちを整えて、正月飾り八丁紙を剪ることで、
新しい年を迎えてみませんか?
** 主催 もの日の手しごとについて **
もの日とは、物日(ものび・もんび)ともいい、祝い事や祭りなどが行われる日を指します。
生活が経済的に豊かになってきたこと家族の在り方が変化してきたのと同時に、
もの日、あるいは節句のしきたりなども失われつつあるように思います。
『もの日の手しごと。』では、
新潟柏崎地方のそんな一度は生活の中から断ち切られた行事あるいは習俗を、
今に伝えながら、それを楽しむことで、単調な生活に色どりを添えた「もの日」のために
行ってきた家しごと、手しごとなどを通して、柏崎の文化や豊かさを後世に伝えて
ゆけるような活動をしていきます。
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■開催日時:2015年12月9日(水)
午前の部 10:00~11:30 夜の部 18:30~20:00
※お申込みの際にどちらの部をご希望かお伝え下さい。
■会場:三忠呉服店(柏崎市四谷1-12-37)
■定員:各6名(先着順)
※ただし、定員に達した場合は、定員を増やすことも考えます。
ご興味のおありの方はまずはお問合せ下さい。
■参加費:500円(材料費、お菓子、御茶代)当日徴収
※切り紙用マット、カッターなど無料で貸し出します。
■お申込み・問合せ先:0257-22-3624(三忠呉服店)
■講師:三井田忠明(元柏崎市立博物館館長)
■主催:もの日の手しごと
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