おことわり：本研修は「自分を知り、相手を知る」事をコンセプトとして、ワーク主体で自分の考えを可能な限り発表していただきますので、机上の研修をご希望の方は参加をご遠慮ください。

「ことのは」さん主催の本研修の講師をつとめさせていただくカウンセラーの中島です。「ことのは」さんに講師を依頼され、しかも傾聴との事で、最初は躊躇しました。なぜなら傾聴とはカウンセリングでの一部分であり、それだけ抜き出しても意味がないと考えているからです。

ですが、熱意に負けて、私が柏崎市という小さな町で、地域では高額なカウンセラーを生業としていられるテクニックをお伝えします。

商売道具を公開する事に抵抗はありますが、私のゴールである「もっとやさしい世界」を達成するためには、私一人ではなく多くの方々が共に支え合い癒し合う事が大切であり、本研修で学んだ事を、あなたの家庭や職場で広げていただければ嬉しいです。

・相づち、うなづき、おうむ返しが傾聴ではない

まず「傾聴」とwebで調べれば、色々なやり方が出てきます。過去に傾聴講座に参加された方もいるでしょう。

ですが、傾聴で大切なのは「相手に寄り添う」事であり、上記のようなやり方はそのための手法でしかありません。ですから、いくらうなずいても、おうむ返ししても、それだけでは成果はなかなか得られません。

・あなたはなぜ傾聴したいのか？

そもそも、傾聴は手段であり目的ではありません。カウンセリングであれば、相談者の悩み事を解決するための信頼関係作りや問題と向き合う準備、ゴール設定、そのための行動とセッション全体で活用するのが傾聴です。

相手を癒したいのか、行動を促したいのか？目標を明確にしていく事で、あなたが今まで学んできた手法が効果的に活用できるようになります。

・自分と相手とでパズルを組み立てていく

カウンセリングは、カウンセラーと相談者とで、組み立てていくパズルのようなものです。相談者の言葉がパズルのピースとなり、対話を続けていく事で相談者の真の悩みや目的がパズルの完成図となり、試行錯誤しながらパズルのピースをはめて完成へと組み立てていきます。

パズルのピースである相談者の言葉を引き出すのが、傾聴です。不安で堅く閉じた心の扉を、少しずつ開けてもらい、表面的な言葉ではなく、その人の内面の言葉を引き出す事が傾聴です。

・傾聴するために必要な「主観客観」「言葉の意味」

あなたにはなんでも話せる相談相手はいますか？いるのであれば、その人はどんな人でしょうか？いないのであれば、どんな人なら相談できますか？

否定せず聴いてくれる、何でも受け止めてくれる、共感してくれる、そんな人が多いのではないでしょうか？それは主観ではなく、客観的に相談者に寄り添っている人といえます。

それではと知識で知っているだけでは、どうしても主観が出てきてしまいます。自分の価値観は自分だけのものであり、相談する側の時は主観で良くても、話を聴く側になると主観は傾聴の邪魔をしてしまいます。

自分の過去の喜びや痛みの経験が、相談者との対話の中で反応してしまい客観を維持できずに、主観が顔を出してしまいます。

また、言葉の意味は人により異なるのに、それを理解していなければ同じように主観になってしまいます。いくら自分が犬を嫌っていても、相談者が犬を好きであれば、それに寄り添う事が大切です。

・傾聴は技術であり、誰でも身につけられる！

本研修では、自分を知り相手を知るために、ワークを主体として、考えを発表しあう事で、自分以外の価値観に触れる事で、相手に寄り添う客観を身につけていただきます。

　・傾聴とはなにか？
　・パズルを共に組み立てる
　・心の扉を開くために
　・主観を知り、客観を知る
　・言葉の意味は人により異なる
　・言葉としぐさを相手に合わせる

私自身、はじめから人に寄り添う事ができていたわけではありません。人の話をきかずに、自分の考えを押し付けていました。ですが、様々な知識や手法を学び、実践を繰り返す事で、技術として身につけ磨き上げて今があります。

今、うまくできなくても良いんです！
人生はこれからも続いていきますし、社会で生きていく中でコミュニケーション能力を高めるのは、自分らしく楽しく生きるためにもとても効果的です。

まずは、あなた自身が生きる事を楽しみ、そしてあなたの大切な人たちへとつむがれていく事で、もっとやさしい世界へ向かっていけると確信しています。

日　時：１０月８日１０時〜１２時（９時３０分開場）
場　所：ワークプラザ柏崎
持ち物：筆記用具、飲み物
費　用：２５００円（当日会場でお支払い下さい）

なかじまなび塾

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