「まちからの日々(ヒビ)」

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「まちからの日々(ヒビ)」


「まちからの日々(ヒビ)」
まちからのヒビをお伝えします。
定点観測です。ヒビに変化はありません。

まちからは、国の有形文化財に登録されている「喬柏園」を改修した歴史的建造物です。大きな地震に遭遇し、そのあとは傷となって床のヒビとなって、残されています。そんなヒビから見た「まちから」の日々をご紹介していくコーナーです。

「まちのちから展」開催中です。前回に引き続き、9年前にお贈りいただいた漫画家さんの色紙をご紹介します。

釣りキチ三平でおなじみの矢口高雄さんです。
釣りはあまり関心がありませんが、ブラックバスや、イトヨといった魚を通じて自然環境をこの漫画から学んだように思い出します。

矢口さんは、釣りに関する漫画を連載されていました。また秋田県の出身でもありました。
1983年に起こった日本海中部地震が発生したとき、釣り人の多くが、津波によって命を失なってしまったことを知り、体験談をもとに連載を開始します。「激濤」です。

激濤では、海から受ける豊かさとともに、地震による津波の恐ろしさ、海とともに生きることが描かれています。
あまり有名ではないかもしれませんが、名作であると思います。

さて日本海中部地震の津波に関する証言は、デジタルアーカイブ化されています。この体験談をもとに、激濤は描かれたといいます。
http://tsunami-dl.jp/document/108#section-895f670fe10292c024660410d0fbb960

まちからのヒビ、しばらくは、まちのちから展に展示中の漫画家さんの紹介が続きます。次回もお楽しみに。

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